プラットフォームの概要

概要

デジタルヒューマン プラットフォームは、ユーザーがアクセスチャンネル(ウェブブラウザ・モバイルデバイス・キオスクやデジタルサイネージ等)を使ってデジタルヒューマンと対話することを可能にします。

 

アクセスチャンネルは、ページに組み込まれたSDKを使って、デジタルヒューマン プラットフォームにビデオやオーディオのデータを送信し、プラットフォームは様々な機能を実行した後、ユーザーが発話したデーター(追加のメタデータを含む)を接続された会話AI/自然言語処理(NLP)/チャットボットサービスに送信します。

 

会話AI/自然言語処理(NLP)/チャットボットサービスには、デジタルヒューマンがユーザーにどのように返信すべきかを決定するロジックとコンテンツが含まれており、プラットフォームにその返事する内容を指示(レスポンス)します

プラットフォームは、音声やアバターのビデオデータをリアルタイムに生成し、そのデータをユーザーが受信できるアクセスチャンネルに送信します。

 
Notion image
 

下図は上記図をもう少し具体的かつ拡張しました。様々な外部システムとも連携が可能で、有人チャットや有人オペレーターとの連携、eKYC等との連携も可能です。

※ 標準・オプション対応するNLP/チャットボットは随時増えていますが、お好きなNLP/チャットボットと接続することが可能です。

 
インテグレーションイメージ
インテグレーションイメージ

WEBサイト/アプリ

デスクトップおよびモバイルブラウザ

デジタルヒューマン プラットフォームは、ユーザーがPCまたはスマートフォンのウェブブラウザを利用してデジタルヒューマンと対話することをサポートします。

私達はサブスクリプションサービスをご契約頂いたお客さまにJavascript SDKを提供しています。これによりお客様(カスタマー)は、デジタルヒューマンをウェブサイト/ウェブアプリケーションに統合、展開することができます。SDKは、そのウェブサイト/ウェブアプリケーションとプラットフォーム間の通信を容易にします。

 

モバイルデバイス

ユーザーはモバイルデバイスでもデジタルヒューマンとの対話を提供することができます。

以前はiOSアプリ用の組み込みSDKを提供していましたが、現在はWEB SDKのみ提供しています。アプリ側でブラウザを組み込む等の対応をお願いします。

キオスクやデジタルサイネージ

デジタルヒューマン プラットフォームでは、スクリーン、マイク、スピーカーを搭載したキオスク端末(コンピューティングデバイス)やデジタルサイネージにダウンロード可能なアプリケーションをインストールしたり、ブラウザを利用することで、ユーザーはどこでもデジタルヒューマンと対話することができます。

多くの場合、セキュリティを向上させ外観を向上させるために、必要なハードウェアを収納するケースやスタンドを製作し、お客様のブランディングに合わせます。

 

デジタルヒューマンプラットフォーム

デジタルヒューマン プラットフォーム(UneeQ Creatorプラットフォーム・デジタルヒューマンのアニメーション基盤)は、音声認識(STT)や、合成音声(TTS)を処理し、アニメーションも生成し、WEBサイト/アプリとNLP/チャットボットと会話の橋渡しを行います。

デジタルヒューマン プラットフォームのポリシーとして、音声認識と合成音声を生成する際に必要最低限の会話が通過しますが、音声認識や音声合成を行った際に会話ログは一切保存せず全て破棄しています。

つまり、私達運営側は電話サービスと同様に開始と終了のタイムスタンプは取得しますが、会話の内容には一切関与しない善意の第三者として運営しています。私達はお客さまのいかなる会話にもアクセスしませんし、アクセスする事ができない構造になっています。

会話ログを収集したい場合は、チャットボット/NLPの会話履歴か下のオーケストレーションレイヤーにてログを取得する事が可能です。

 

オーケストレーションインターフェース

オーケストレーションインターフェース(オーケストレーションレイヤー)は、デジタルヒューマン プラットフォームとNLP/チャットボットと会話の橋渡しを行います。オーケストレーションインターフェースはソースコードを公開しています。もちろん、お客さまの仕様に合わせてご自身で開発する事が可能です。

オーケストレーションインターフェースの用途は下記を想定しています。(他の用途で利用していただく事も可能です)

  • デジタルヒューマンとチャットボット/NLPの相互のAPI仕様の差分を吸収
  • NLP/チャットボットを同時に複数利用する為にルーティング
  • ログを取得する
  • 会話を強制的に加工する

設置方法はこちらのページをご覧下さい。

 

NLP/チャットボット

NLP/チャットボット部分は多種多様なサービスと接続することが可能です。ルールベースの一問一答(一問多答)型のチャットボットや、シナリオ型、自然言語生成(NLG)とも接続する事が可能で、デジタルヒューマンに個性や知能・頭脳を与えることができます。

すでに利用されているチャットボットがあれば、蓄積されたデーターをそのままに利用可能ですし、チャットボットのシナリオを書き換えればデジタルヒューマンはその通りに動作します。デジタルヒューマンの特徴の1つであるNLP/チャットボットから制御できるアバターですので、チャットボットの設定にあわせて、デジタルヒューマン プラットフォームで合成音声やアニメーションを生成します。

接続可能なチャットボットはこちらで公開していますがこの限りではなく、記載されているNLP/チャットボット以外のサービスと接続も可能です。

 

カスタマークラウド等

NLP/チャットボットと接続することで会話をパーソナライズさせたり、会話を解析してより素晴らしい対話サービスにするための重要な要素です。

カスタマークラウドは私達運営側が関与しない、デジタルヒューマンサービスを提供する企業や団体のクラウドサービスを想定しています。ここには、下記の様なサービスを想定しています。

  • オープンデーター
  • ビッグデーター
  • 顧客データー
  • ストレージ
  • 有人オペレーターによるチャット・対話サービス
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最終更新日 January 1, 2023