ユーザーへの質問を設定する
設定手順
2. 質問を設定する
まずは必須項目の「質問文」と「ステート名」、「共通の応答文」を入力します。
質問文:
エージェントがユーザに投げかける質問文です。
ステート名:
質問に対する応答を保持するためのラベル名(変数)です。条件や応答文でラベルに紐づく文言を呼び出すのに活用できます。詳細は下記をご参照ください。
共通の応答文:
質問に答えたユーザに対して返す応答文を設定できます。
個別の選択肢に対して設定する応答にマッチしない場合は、この応答が返されます。
下記が好きな焼肉の部位について尋ねる質問の例です。
上記までが必須項目ですが、さらに詳細の設定をすることも可能です。
個別の選択肢と応答
ユーザの応答に対する反応を細かく分けることができます。
下記は焼肉の好きな部位について選択肢を3つ設定した例です。
選択肢を設定すると、左のように確認画面(対応するデジタルヒューマンUIでも)に表示されます。
選択肢ごとに設定した応答が返されます。
自由入力を禁止する
自由入力をさせずに選択だけさせたい場合は、「自由入力を禁止する」にチェックを入れましょう。(※ この機能はデジタルヒューマンでは利用できません)
質問を行う条件を設定
質問を実施する条件も設定が可能です。
他の質問や応答でセットされる「ステート」に応じて条件を設定しましょう。
下記は、すでに「favorite_drink (好きな飲み物)」についてのユーザ情報がある場合のみ質問がされるよう設定した例です。
左のような条件が指定できるので、必要に応じて使い分けましょう。
以上が質問の作成方法の紹介でした。
質問を適切に活用することで、一方通行でないより会話らしいやりとりをデジタルヒューマンに行わせることができます。質問を行うことで保持されるユーザ情報(ステート)は、トレーニングで追加する応答文にも活用が可能です。
質問で得られた答え(ステート)を活用する
左は、「焼肉に行きたい」とユーザに言われた時に、ステートを用いて応答を返す場合の例です。
DH-Cconversationでは #{favorite_steak_part}
のように「#{ステート名}」の記法を用いると、ステートに紐づく値を応答に追加することができます。
ステートを利用する場合は、応答の条件でステートがすでにあることを保証しましょう。
上記の応答を設定すると、左のようにユーザの情報に合わせた応答が行われるようになり、「favorite_steak_part」に「ロース」が入っているユーザには、左ののような答えが返されます。
このように焼肉の好みを把握してくれ、それに応じた答えをデジタルヒューマンが返してくれれば、ユーザはより親近感を会話の中から得ることができるはずです。
ぜひ親しみのある会話をエージェントにさせるためにご活用ください!
最終更新日 January 1, 2023